アポクリン汗腺はマンマリーライン(乳房線)上の毛穴に開口しますので、「わきが」がある方は、時に、乳輪やその周囲に脇の下と同様の臭気がある場合があります。これは決して珍しい事ではなく、むしろ脇の下の「わきが」がある方にはたいてい存在するものと考えられています。
しかしソノペットによる手術法が開発される以前では、傷痕の問題や、乳管の切断の問題等により、乳輪周囲のわきがに対しては剪除法は試みられませんでした。しかし、最近ではソノペットの機能も向上し、比較的簡単に乳輪のわきがにも対応できるようになりました。


わきがの患者さまでは乳首が臭うことは、実は通常な事です。
マンマリーラインにおけるアポクリン汗腺の発達が見られれば、乳輪にもわきが臭があって当たり前かもしれません。日本人のわきがは基本的には軽いために乳輪の臭いまで気づかれないことが多いのかもしれません。

超音波メス(ソノペット)による乳輪のわきが手術の様子
しかし、最近ではこの乳輪わきがの治療を希望する方も増えています。それは、いままで剪除法では傷痕が醜くなったり、乳管の切断を覚悟しなければならなかったりと非常に治療が困難でしたが、超音波メスの登場により簡単に治療ができるようになったためでしょう。
乳輪わきがの手術は、乳輪の周囲に2箇所5mm程度の切開を入れそこから超音波メス(ソノペット)のハンドピースを挿入し作用させるだけです。術後軽いタイオーバーまたはガーゼとテープ圧迫を2〜3日施します。これが取れればシャワー浴も可能になり、比較的快適に過ごせます。
抜糸は10日前後で行います。傷痕等は極めて目立たなく美しい結果が得られます。
乳輪および乳輪の周囲で毛の発生している範囲をやや広めに超音波メス(ソノペット)を作用させるようにデザインします。

乳輪周囲に2カ所程度小さな切開を入れ、ソノペットハンドピースの挿入部とします。そこからソノペットを挿入し皮下のアポクリン汗腺を粉砕吸引します。



十分吸引を終えたら、切開創を縫合し、タイオーバーを施します。
術後3〜4日でタイオーバーを除去します。タイオーバー除去当日の夜からシャワー浴が可能になります。入浴は2週間後の抜糸が終了後まで控えるようにします。
タイオーバーを除去すると、抗生剤ローション等を処方しますので、シャワー浴後、自分で簡単に消毒することができます。術後2週間程度で抜糸をします。
そのころから手術範囲の皮膚が硬く変化します。術直後から施術範囲の皮膚に赤みがでますが、これも黒っぽい色に変化します。
また、一部小さな火傷状の状態がありますが、にきびの痕のような傷痕になります。
特に術後1か月程度は、手術範囲の皮膚がでこぼこしたりしますが、いずれは回復します。
これらの皮膚の硬さや色、傷痕の状態は術後6か月程度でもとのような皮膚に戻って来ます。傷痕は1年程度で色も抜け目立たなくなります。
抜糸後はステロイドクリーム等を処方しますので、傷痕のスキンケアをおこないます。
| 項目 | 金額 (消費税込み) |
| 乳輪わきが(両側) | 20万円 |


